
薬物乱用頭痛
【薬物乱用頭痛】という言葉を聞いたことがありますか?日本頭痛学会のレジメを気になる方はご覧ください。細かく記述されています。こちら
この頭痛は、薬物乱用という言葉からまぁ~生活していて中々手にすることのない危険な薬(ドラッグ)を想像して、「私には関係ないや」と思われた方もいるかもしれませんが、そうではありません
所謂、逮捕されてしまう薬ではなく、通常市販されている薬で頭痛になってしまうって話です
痛み止めは飲みますか?
あなたは、肩が凝って痛い時や腰が痛い時、生理痛が酷い時などなど、痛み止めと言われる薬を飲みますか?
そして、普段からその痛み止め薬がカバンの中や職場のデスクの引き出しに入っていたりしますか?
もしかすると入っているというあなたは、薬物乱用頭痛の危険性があるかもしれません
月に何日痛み止め飲んでいますか?
月に15日以上の頻度で痛み止めを飲み続けているあなたが抱えているその頭痛は、薬物乱用頭痛かもしれません
薬は良い面も悪い面もあることを知っていないといけません
何か痛みがあるからと安易に痛み止め薬に頼り頼り、頻繁に頼り過ぎていると
① 体が薬になれてしまう(耐性ができるといいます)
② 薬の効果が出なくなる
③ 薬の量を増やす または、薬を強いものに変更する
と、いうような流れを辿ります
精神も崩壊する
そして、そんな様子で毎日毎日痛み止めを飲んでいると、、、つまり飲むことが習慣になってしまうとどうなるでしょうか?
④ 飲まないと不安になります。 痛みが起きていないにも関わらず、飲まないことで痛みが出るのではないかという不安から飲みます。 または、持ち歩いていないと不安な気持ちになります。そして、少しでも痛くなるととっさに飲むという行動をとります。
こうなると、頭痛で痛み止めを飲んでいるのか?精神的に頭痛になっているのか?何が何だか身体も精神も崩壊しています。
身体を整える心掛け、メンテナンスの必要性を知ろう
薬物乱用頭痛になってしまうと、常習期間や薬の量、種類などでも差はあるだろうけど、それを簡単に取り去ること(治ること)はそう簡単ではないでしょう。
身近で手軽に購入できてしまう痛み止めだからこそ、簡単に陥りやすいともいえるので十分に気を付けておくこととそういった症状になる可能性もあるという知識を持っていないとなりませんね。
そして、体に何らかの痛みが起きてしまわないように日頃からカラダを整えておくことを心掛けること、その取り組みをしていることがとても重要ですよね。
※痛み止めがすべて良くない。使っては良くない。そんなものに頼るな。と頭ごなしに否定しているわけでは一切ありません。
一番いいのは薬の力を借りなくてもいい状態のカラダをつくること。ですが、時と場合によっては、薬も必要です。しかし、安易に多用しすぎることだけは、辞めた方が賢明ですね。