
小学生の疲労骨折を考える
こんにちは、整体院KAIZENです。本日は、よくある(よくあっちゃ困りものですが)スポーツ障害のひとつ疲労骨折について考えたいと思います。
疲労骨折は、スポーツ障害というケガに分類されます。一言で「スポーツのケガ(スポーツ傷害)」といっても、二つに分類されます。もう一方は、スポーツ外傷というケガです。詳しくは、下の写真をクリックして下さい。

そうです、
スポーツ障害は、防ぐことが可能な部分が大いにあります!!つまり、疲労骨折も避けれる可能性はあります。
疲労骨折は、骨の一か所に繰り返し負荷(ストレス)がかかり、耐えきれなくなった骨や軟骨が剥がれたり、欠けてしまうケガです。
では、負荷をかける要因として考えられることは、柔軟性の低下・同じ動作の反復・姿勢・動作の乱れなどが挙げられます。
・柔軟性の低下:柔軟性がなく硬い筋肉を使い続けることは、その筋肉が付着する骨の部分に負荷がかかります。
・同じ動作の反復:同じ動きを繰り返すことは、当然同じ部分への負荷が大きくなります。
・姿勢:簡略的に姿勢と表現しますが、不良姿勢という歪みのある骨格を動かせるのは、負荷が大きくなります。
・動作の乱れ:動作とは、関節を動かせることですが関節の動かせ方によって負荷に大小の違いが生まれます。しかも、スポーツは一つの関節を動かせるのではなく、いくつもの関節を順番にまたは、同時に様々な動きが求められるものです。
それでは、改善方法を考えてみましょう。
・柔軟性の低下
一つは、みなさんご存じの通り、ストレッチをしましょう。疲労を蓄積した筋肉は、硬くなります。使用後にストレッチをし疲労を取ることが重要です。また、柔軟性を向上させるという観点からだと、毎日継続して行うことも必須です。練習後だけではなく、日々の日課としてストレッチを取り入れておきましょう!!
もう一つ、後に出てくる姿勢とも通ずる部分ですが、カラダの歪みを取り、ニュートラルな状態にしておくことです。筋肉は、関節をまたぎ骨のA・Bという2点に付着しています。姿勢が歪み、骨格が歪んでいるとA・Bという距離が遠いまたは、近いという現象を生みます。遠い状態になったところに位置する筋肉は、常に伸ばされた状態でありA点・B点に負荷をかけてしまします。
ケアの方法は、やはり全身ストレッチをすることと、ストレッチポールに寝転ぶことが簡単でお勧めの方法です。
・同じ動作の反復
上述した通り、同じ動作の反復はトレーニングとして必要な要素である反面、障害に繋がる危険性があることも否めません。とりわけ、成長途中にある小学生などは尚更です。野球をしているから投球練習やバットスイングだけを繰り返すという練習ではなく、多岐にわたる様々な運動をするべきです。鬼ごっこなどの遊び感覚のものから、サッカーやバスケといった違ったスポーツをすることもとても効果的です。これをクロストレーニングと言ったりします。
・姿勢
走る、投げる、スイングする、跳ぶといった様々な動作をする時に、歪んだ姿勢でする時と綺麗な姿勢でした時とどちらが抵抗感なく楽に動けますか?抵抗感とは、関節や関節を動かせる筋肉にかかった抵抗を動かせにくいと感じている感覚です。想像は難しくなく前者の方が抵抗感ありますよね。その状態で、練習をし続けると疲労骨折の危険性は高まります。綺麗な正しい姿勢を獲得するために必要なことは、体幹力や柔軟性が必要です。
・動作の乱れ
この動作の乱れと密接に関係するのが、体幹力です。そしてもう一つ、その動きを経験したことがあるかないか?例えば、野球の投球動作を取り上げてみますと、変な投げ方ってのは野球経験者なら当然わかるだろうし投げ方を丁寧に教えるんですが、小学生などの子供にこれをしてしまうとかえってケガをしてしまうと考えています。
これについては、少し細かく書きたいので長くなりそうだから次回にしますね。
最後まで読んで頂き有難うございました。