
投球時、肩が痛い
投球時に肩が痛い
という症状は、野球の現場ではよく耳にします。
ケガには、2パターンある
ケガは大きく分けて2パターンあります。
一つは、激しく衝突した際に骨折した、といったような【スポーツ外傷】
もう一方は、繰り返し負荷がかかり続けたことで起こる【スポーツ障害】

そして、上記の投球時に肩が痛むといったケガは多くの場合、スポーツ障害に属するモノです。
つまり、防ぐこと、予防することが可能な事が多いです。
サンプラプティから学ぶ
突然ですが、【サンプラプティ】という言葉を聞いたことありますか??
サンプラプティとは、アーユルベーダの世界の中の教えの一つです。
アーユルベーダについては、コチラ(タカナワ香堂様より引用)をご覧下さい。
サンプラプティでは、病気は、6つの段階を経ていると言います。
それは、
(1)蓄積 → (2)悪化 → (3)拡大 → (4)集中 → (5)症状化 → (6)多様化
という段階を経るという教えです。
「投球時、肩が痛い」というスポーツ障害を当てはめて考えてみよう
(1)蓄積:練習後に必要なケアを怠り、そのままにしていたことで疲労が筋に蓄積する
(2)悪化:蓄積した筋疲労は、少しずつ筋の柔軟性を低下させ硬くしていきます
(3)拡大:柔軟性が低下したカラダで練習を継続し、ケアを怠り続けると筋の硬さは増々進行します。当然、肩だけに留まらず脚の筋、股関節の筋と様々な筋の硬さを招くことになります
(4)集中:そのような身体で投球動作を繰り返すと肩へ負担が集中します。バットをスイングし続ければ腰へ負担が集中します
(5)症状化:集中した負担は、「何となく肩が痛い」「背中が張る」「腰が張る」といった軽い症状を感じ始めます
(6)多様化:それでも誤魔化しつつ、継続していると遂には筋損傷(肉離れ)や腱断裂(アキレス腱断裂)、骨折(疲労骨折、リトルリーガーズショルダー)といった明らかな様々なケガを招くことに繋がります
いかがでしょうか??
思い当たる節が多々あるのではないでしょうか!?
スポーツ障害は、慢性的な蓄積があり症状化、多様化まで進行しているます。
そして、(5)症状化するまでの(1)~(4)は、自覚することも実感することもなくヒッソリと進行しているという事です。
症状が落ち着いたらそれでいい?
症状化した痛みや張り感は、初めのうちは少し練習を休み安静にしていると落ち着いて感じなくなります。
それで、治った。もう大丈夫だ。ではダメです!!
なぜなら、(1)~(4)への対応、ケアがない。
もっと言えば意識がないと必ずまた繰り返します。
蓄積する筋疲労のケアをする意識や行動がないまま、また練習に復帰すれば…
柔軟性が低下した筋肉をケアせず、その筋肉のまままた練習に復帰すれば…
もうお分かりですよね。
疲労を抜くケアが必要です
筋の柔軟性を向上するストレッチが必要です
体を支える体幹力や上手に操る身体操作能力の向上が必要です
このようなとても大切で必要な事をお教えし、お伝えしていますので
ケガ予防、ケガ再発予防、それを踏まえてのパフォーマンス向上をお求めの方、
まずはご相談下さい。
電話(086-259-2596)公式LINE(@907zunjs)などでお待ちしております