
怪我をしないカラダづくり
スポーツをしていて一番もったいないことといえば、日々練習やトレーニングをして技術も体力も戦術も理解していたにも関わらず、いざ本番(試合・大会)前に怪我をしてしまい、その本番の舞台に立つことが出来ないなんて事。試合で負けてしまう以上に、やるせない気持ちになる事でしょう。しかも、その怪我がもし避けられるものだったとすると。。。そこで、本日のブログは、ケガをしないカラダづくりには、まず○○が重要という内容を書いていきます。
前回、こちらのブログで「怪我の種類」について書きました。避けることが難しいケースもあれば、自分の行い次第で十分避けることが可能な怪我の種類もあると言う内容です。(まだ読んでいないからは合わせてそちらもどうぞ)
カラダづくり=〇〇をつくる
今回は、怪我をしないために、避けるためにやっておくべきこと、心掛けるべきことは、たくさんありますがそのうちの一つ。【カラダづくり】について書いていきます。
カラダをつくると言うのは、筋トレをしてムキムキになると言うことではありません!ここで言うカラダづくりとは、スポーツをするうえで、または怪我をしないためにとても大切なことそれは、【姿勢】のことを指します。姿勢にも色々ありますが、中でも【立つ姿勢】です。
各種スポーツでそのプレー中の姿勢を考えてみると多くの場合は、【立位姿勢】つまり立った姿勢でプレーをします。もちろん例外もありますが基本は、立ってするスポーツが圧倒的に多いはずです。そうでないスポーツもトレーニングをする時や体力強化のためにランニングをする時には、やはり立位姿勢で何かしら行っているはずです。
そして、スポーツ及びその練習やトレーニングは、その立った姿勢で動くわけです。それも要求される動きは、様々です。上に飛ぶ(ジャンプ)、横に飛ぶ(サイドステップ)、投げる、走る、振る、蹴る、しゃがむ、開脚などなど、あげればキリがありません。しかも、このような単純な動きばかりではなくこれらの動きを複数個同時に組み合わせてするような複雑な動きも当然あるわけです。
負担の少ない立位姿勢とは?
この多様な動きを繰り返し行う時にカラダに負担のかからない立った姿勢とは、どんなものでしょうか??負担が少なければ怪我をしにくいという事ですし、疲労も少ないという事です。
例えば、その場で体を少し捻ってみて下さい。または、猫背をしてみて下さい。そして、その姿勢のまま上で書いた様な動きをしてみましょう。ジャンプしたり、走ったり、投げたりしてみて下さい。如何ですか??
では次は、ご自身の思う範囲でいいので少し姿勢を意識し脱力してカラダを真っ直ぐにしましょう。その姿勢でまた動きます。ジャンプや走ってみましょう。
実際にやってみたらすぐに分かります。前者と後者、どちらが動いやすく、どちらが動きにくいか?普段スポーツをする時に姿勢は意識しないものです。その意識していない時の姿勢が、前者のように歪みがある状態であったり、猫背になった状態であれば、動きにくかったことからも分かるようにカラダへ大きな負担をかけてしまう原因となるのです。その動きにくい姿勢で動き続けたら何が起こるか、、、(※当の本人は、いつものことであり、当たり前に使い続けていることなのでその動きが動きにくい動きとは気づいていません!)
- 関節の炎症(股関節炎)
- 筋肉の疲労・炎症(足底筋膜炎・シーバー病)
- 筋の硬さ(オスグッドシュラッター病・グロインペイン症候群)
- 肉離れ
- 剥離骨折(野球に多い肩肘の怪我)
などを代表とするスポーツにおける怪我に繋がりやすくなります。
真っ直ぐ・しっかり立てること
重力に対して真っ直ぐ立つこと、そして、重力に対してしっかり立つことがとても大切という事が言えます。尚且つそれは、力み(緊張)で行ってはいけません。
ゴクゴク当たり前のことのようだけど、プレーを観ていて動きに硬さを感じたりそれを指導者に指摘されていたり、体幹が弱いと言われたり、接触プレーでよく当たり負けする、練習後やたら疲労感を感じる(訴える)などは、真っ直ぐしっかり立てていない可能性があります。
今はまだ怪我をしていなくても思い当たる節がある方は、一度ご相談ください。
ぜひ、当院が行っているスポーツ学生向けのサービスもご覧ください。⇨こちらから
次回は、真っ直ぐしっかりと立つためには・・・
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